こちら記事では【漫画版】チェンソーマンの内容に触れております。まだ、これから本編を読まれる方、結末を知りたくない方は読むことをおすすめいたしません。また、私自身の勝手な解釈も含まれています。
本編を読まれていない方は、ぜひ読んで見てください!!
あらすじ
デンジが「銃の悪魔」を倒すことができたら、なんでも願い事を1つ叶えるとマキマは言います。それを聞き、気が動転し驚きを隠せないデンジ。しかし、銃の悪魔の存在を知らなかったため、マキマは13年前に起きたある事件を説明します。それは、アメリカで銃を使ったとある大きなテロにより、銃の悪魔が発生したということでした。銃の悪魔は5分ほどで大陸間を移動し、120万人ほどの犠牲を出しました。その中にアキの家族も含まれており、アキが悪魔に対し憎悪をもつきっかけになりました。
銃の悪魔を見つけるため、マキマはデンジにあるものを見せます。それは、「銃の悪魔の肉片」でした。肉片は銃弾のような形をしており、肉片同士くっ付く性質を持ち合わせています。そして、ある程度の大きさになると、銃の悪魔本体を指し示す羅針盤のような働きをすると説明しています。また、この肉片を食べた悪魔は、どんな悪魔でも力を増してしまう、という効果もあります。
場面は変わり、公安宛にホテル内で悪魔の目撃があったと報告を受けます。銃の悪魔の肉片を取り入れている悪魔が潜伏しており、その報告を受け、アキやデンジを含めた公安退魔特異4課の6名は現場に到着します。
印象に残ったシーン
デンジの姿勢(猫背)
マキマから銃の悪魔の見つけ方を話されているシーンです。
立って話を聞いている時、デンジは自然と猫背になっています。椅子に座っているマキマに視線を合わせようとしているのかもしれません。しかし、他のシーンでも猫背になっています。
例えば、ヒルの悪魔との会話をするシーンです。会話中、デンジは胸を張ることなく、肩と腕が前方に出ています。
私のこじつけですが、理由があると思います。
1つ目は、「筋肉量が少ない」ということ。第1話でも、1日に食パン一枚をポチタと分けながら食べていました。成長期にまともにご飯を食べられない環境におり、栄養不足だったことも原因だと思います。
2つ目に、「緊張状態」だから。いつ飢えるかわからない、借金をしている所からもいつ命を取られるかもわからない様な生活を何年もしてきたような男です。常に緊張状態にあったに違いないです。ポチタという一部の安らぎがあったとしても、常に闘争・闘争を迫られるような生活をしてきています。だから、筋肉も緩まず、自然と楽な猫背の姿勢になってしまうのではないかと思いました。
銃の悪魔の肉片集め
銃の悪魔を倒すと口にしたデンジですが、当然出現する場所は分かりません。そこで、銃の悪魔を見つける方法をマキマは伝えます。
銃の悪魔が移動した際に、移動速度が速すぎて焦げ落ちた肉片を回収。その肉片は他の肉片とくっ付く性質をもち、大きくなればなるほど、本体に引き寄せられるというものでした。収集し、銃の悪魔の居場所を指し示す羅針盤にもなる訳です。
また、もう一つの性質として、銃の悪魔の肉片を食べると、銃の悪魔の力でどんな悪魔も力を増すという設定があります。この回でも、アキと姫川が討伐した魚型の悪魔も、その肉片を食べたことで力が強化されていたようでした。
しかし、各国を移動している様な描写もあったので、デンジたちがいる日本だけでなく、世界中で銃の悪魔の焦げ落ちた肉片がばら撒かれているということにもなります。
日本も肉片を所有しているということですから、当然他国も肉片を収集していることでしょう。この所有率を上げれば、単純に武力も上がり、他国に対しても牽制できる様な設定になっています。
羅針盤のような特性もありつつ、悪魔は日本限定で出現しているわけではないということが分かります。また、それをめぐって各国の戦いがあるのではないか…。日本だけでなく、地続きで世界ともつながっている、そんな世界観がこのチェンソーマンの世界にはあり、妄想が膨らむ。