【感想・考察】漫画版チェンソーマン第24話「呪い」【ネタバレあり】

チェンソーマン(漫画) 読んだ感想 

こちら記事では【漫画版】チェンソーマンの内容に触れております。まだ、これから本編を読まれる方、結末を知りたくない方は読むことをおすすめいたしません。また、私自身の勝手な解釈も含まれています。

本編を読まれていない方は、ぜひ読んで見てください!!

あらすじ

 アキと刀の悪魔に変身した男との戦闘が開始される。アキは刀の鞘から引き抜いたものは、刀身が“釘”になっていた。

 男の大振りの攻撃を回避し、背後に回るアキ。そして、男の背中に釘の先を押し付け、「打て‼」と声を上げる。

 すると、どこからともなく大きな指が出現し、その指は男に押し付けられた釘を指ではじいた。はじかれた釘は一瞬で男の背中を貫き、それと同時に「3」と、釘を打ち込んだ悪魔はカウントを始める。そのまま、男は頭部・腹部を釘で貫かれ、カウントは「0」になる。

 「カース‼トドメを刺せ‼」とアキが掛け声を上げると、突如男の体を鷲づかみできる程の大きな手が出現し、男はそのままその手に掴まれ浮遊していく。そして、十字架のポーズを取り、具現化した「呪いの悪魔」によって身体中を握り潰さる。そのまま「べちゃ」と血だまりに音を立てながら床に伏してしまった。

 男が倒れ、ふと我に返ったアキは姫野の安否を、出血を抑え介抱していたパワーに慌てた様子で聞く。男がなぜ銃が規制されている日本で所持していたのを疑問に思いつつも、一先ず姫野を急いで病院で治療を受けさせようと考えていた。そんなアキに「アンタいい動きだったね」と急にアキの背後をとる女が一人現れる。

 女は倒れ込んだ男に近づきしゃがみ込む。すると男は何事もなかったかのように“スッ”と立ち上がり「油断した」「マジ油断した」と感想をこぼせるほど余裕を残している。確実に命を奪ったと思ったアキは驚愕を隠し切れない。

 そして、女の「さっさと〇して」という掛け声とともに、男は深く腰を下ろし居合の構えをとる。その構えに対し、アキも咄嗟に刀を構える。

 しかし、刀を構えきる前に男はアキの背後に立っていた。それを認識できた時には、アキは胸部を斬りつけられていた…。

印象に残ったシーン

 何処からともなく現れた「呪いの悪魔」の指

 アキの「打て」という掛け声とともに、どこからともなく現れた悪魔の指。

 相手に釘をはじいたのと同時に、不気味な声で数字がカウントされる。悪魔が釘を指ではじく前は、時が止まったように男はじっとしている。「打て」という掛け声で、相手が認識する前に釘は打ち付けられている。男も訳が分からないからか「不気味なモン使いやがって」と声を漏らしている。

 悪魔に変身している男からしたら大したダメージではないが、何をされているか分からないという気持ち悪さからこの言葉がこぼれたのだと思う。その後、突如出現した「呪いの悪魔」によって男は握りつぶされ息の根を止められる。

 この釘を指ではじく」という表現が面白く感じた。「打て」というアキの掛け声で出現する指は、漫画内の枠線の外側から描かれている。

 他の登場人物たちは基本、漫画の枠内に収まっている。そして、「1」のカウントで釘をはじいた指は、枠線自体が指の形に姿を変え、男に釘を打ち込んでいる。この枠線に囚われず、それを歪めて攻撃を加えていく。

枠線を超え、枠内の世界に干渉している様子が、得体の知れない悪魔の力を表現しているようで面白かった

 いつも冷静さを保っているアキが取り乱す

 「呪いの悪魔」の能力で、男を確実に仕留めたと思ったアキが、お得意のポーカーフェイスを崩して驚いているシーン。

 男を仕留めたと確信したアキは、熱が冷めて一瞬で我に返る。そして、姫野とデンジの安否を確認するために、姫野を解放していたパワーに様態を聞くのであった。これに加えて、日本では銃を所持することはデビルハンターと警察以外では入手できないように規制せれているのに、なぜこの男が銃を所持しているのか頭の中で思いを巡らせていた。

 そして、男が発した「銃の悪魔はてめえ(デンジ)の心臓が欲しいんだとよ」という言葉に引っ掛かる。しかし、その言葉は保留し、一先ず姫野の人命を優先しようと冷静さを取り戻そうとする。

 そんな気持ちを立て直そうとしているアキの背後に一人の女が現れる。女は倒れた男のそばに近づきしゃがみ込む。その瞬間、男は何事もなかったかのように立ち上がって見せた。目の前で起きたことを受け止めきれてない様子のアキは、いつも装っているポーカーフェイスを崩し、目と口を大きく開け驚きを隠せないでいた。

 いきなり訳の分からないイベントが立て続けに起きてしまい、冷静に立ち回るどころではないはず。なお且つ、デンジと同じような能力を持つ男の出現や、その男がアキにとっては因縁のある銃の悪魔とのつながりがあるかもしれない、ということがわかってしまう。

 そんな状況下で、ポーカーフェイスを保ってはいられない。むしろ、数コマの間で意識を切り替え、自分の因縁より姫野の人命を優先しようとしたアキは、土壇場での冷静な判断を下すことができたと思われる。

 しかし、まともであるからこそ、姫野の師匠が言っていたような、「頭のネジが緩んでいない」状態ともいえる。まともさ故に、アキ自身が今後苦しむ展開が必ず来ることが、この時にもチラチラ示唆されているのかもしれない?

 

 呪いで払った代償

 永遠の悪魔戦で刀を使用しようとした所、いつもお茶らけた様子をアキに見せている姫野でさえ、真顔で止めるほど危険なものだと予想した。狐の悪魔が通用しない以上、呪いの悪魔の力が宿った刀を使用するしかない状況に追い込まれた。

 しかし、そんなデメリットを考える素振りもせず、躊躇なく使用している。

 「銃の悪魔」を討伐することが目標のアキにとって、奥の手である「呪いの悪魔」の能力を使用することは本来なら避けるべきである。しかし、仲間の命と自分との因縁を両天秤に掛けた時、仲間の命を大切にできてしまうアキはとてもまともである。

 デンジとの共通点 武器のような悪魔

 デンジと同じように頭部・両腕から武器が飛び出している、悪魔の力を行使できる男。「呪いの悪魔」の能力によって倒されるも、突然現れた女の助力により、何事もなかったかのように復活を遂げる。

 パワーのような魔人とは違い、男はしっかりと自身の記憶があり、容姿についても変身前は悪魔のような特徴は見られない、普通の人間である。そのため、デンジがポチタから心臓を貰ったように、男も悪魔の心臓を体に取り込んでいると思われる。

今後の話でそれらの経緯が明かされるのだろうか?

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